2012年7月8日日曜日

7月7日(先発7日目)

カビテ2日目朝の体操です。ラジオ体操を教えました。

 1日の活動をより良くするための体と心のストレッチ。





 「自分を作っているもの」の象徴を描くという宿題をグループで発表します。自分の趣味や家族など、なぜ自分にとってそれが大切なのかを伝えました。また、自分が幸せなとき、悲しいとき、将来の夢を語り合いました。







次に、グループで話し合った自分の将来の夢をまとめて、他のグループに発表をしました。弁護士、写真家、看護士、メイクアップアーティスト、先生、兵士など、多くの夢が発表されました。研修を始めてから多くの違いを経験してきましたが、「夢を持つことは同じ」という共通点を見つけることができました。


 自分たちの地域の紹介を描いています。「パヤタス」「路上」「名古屋国際」は普段交流がある訳ではありません。互いに自分の生活がどのようなものなのかを絵にして説明しました。日本チームに対しては、「交通費はいくらかかるの?」「働いたことある?」といった質問が出ました。




 日本で準備してきた文化発表も行いました。金平糖をみんなに配って食べてもらいました。








『 kaibigan(友達)』という歌をうたいました。今回の交流を象徴する大切な歌です。心に響くものがあればと思います。



昼間に描いた『理想の世界』をグループごとに発表しました。美しい地球が描かれていたり、手と手をつないでいる人々が描かれていたりと、住む場所は違うけれど分かち合えるものがたくさんあったと思います。





夜はソリダリティナイト。ここまで描いてきた「理想の世界」に対して、自分が何をしていくのかを一人一人、キャンドルに灯をともしながら約束をしました。「家族を大切にする。」「勉強を頑張って社会に貢献する。」「今回の経験を周りに伝えていく。」など、20人の約束が交わされました。

今回のカビテ研修は、写真で見ると良いものばかりに見えるかもしれませんが、実はそうではありません。研修の中で、さまざまなトラブルが起きています。細かな内容は避けますが、そこに共通しているのはすべて「思慮深さに欠ける」ことからきています。自分の感情だけで考え動いた結果、その周りにいる人々を傷つけてしまったり、不安にさせてしまったりすることが実生活でも多くあると思います。地域や言葉の壁が明確な中では、コミュニケーションが取りにくくなることは確かですが、相手を考える気持ちがあれば、地域や言葉の壁はそう困難な課題ではないと思います。

Sa akin mo sabihin ang problema mo, at magtiwala lang di ka mabibigo.
(問題があったら僕に話してほしい。信頼してよ。裏切ることはないから。)
Kasama mo ako sa hirap at ginhawa at may karamay ka sayong pagdurusa.
(辛いときも楽しいときも、僕は一緒にいる。試練のときもそばにいるよ)
Kaibigan kita, kaibigan tuwina.
(君は僕の友達、いつも友達、)
Sino pa ang tutulong sayo kundi ang latulad ko, kaibigan mo ako.
(僕でなければだれが君を助けてあげられるだろう。僕は君の友達) 
                                 『Kaibigan』








2 件のコメント:

  1. Kaibigan(友達)…胸が熱くなりました。

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  2. この合宿でのトラブルの中にこそ、子供達が乗り越えていく課題があると思います。
    相手の立場になって考える・・とても難しい事ですね。

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