2012年7月28日土曜日

7月28日(後発14日目)

今日は最後の交流日です。この2週間の集大成の日ですが、何より楽しい思い出を作って終わりましょう。
 今日はパヤタスの子どもたちと遠足です。目的地はマニラ水族館です。子どもたちにとっては、今日ほど遠出をする機会や、水族館に行くというのはなかなかない経験です。多くの子どもたちが興奮して朝4時ごろに起きていたそうです。

 今日の移動はジープニーです。ちゃんとグループを作って、今日はお兄さんお姉さんとして子どもたちの面倒をみます。




 水族館に到着です。子どものワクワク感がすごく、手を引っ張られていました。

 生徒だけで記念撮影。ほぼ2週間の行程の中でたくましい表情に変わっていると思いませんか?
 水族館を出る頃には見ていて安心するほどに信頼関係が築けていたと思います。
 昼食後はケソンサークルという地区の公園で遊びました。自転車や、遊具で交流です。みんな汗だくになりながらたのしんでいました。




 公園で記念撮影です。
UPホテルに戻ってきました。ここで子どもたちとはお別れです。何度も手を振って、子どもたちはパヤタスに帰っていきました。私たちもそうですが、この後はそれぞれの日常に戻ります。ここで学んだ知識や、交流の感覚を忘れずに日本に持ち帰りましょう。


 最後はICANの事務所で夕食と全体のシェアリングを行いました。修了式では、この研修の修了証とお土産をいただきました。











スタッフの皆さんと記念撮影です。2週間本当にお世話になりました。このご恩は、帰国後に以下の決意表明を実行することでお返ししましょう!

<研修の全体感想+帰国後の決意表明①〜③>
Tamawo. 来る前は治安が悪い、不衛生のイメージで言葉が通じるか不安だった。研修を通じて1ペソ=2円が等価値ではないと知った。研修で終わりではなく、雨が降ったら路上のことを考えたり、ゴミ山のことを思い出したりすると思う。言葉が通じればもっと簡単なkとはあったとは思うが、言葉よりも大切なものがあるとも気づけた。
①研修のことを周りに伝える②勉強や趣味を一生懸命に③ボランティアを実行する
Manami. ボランティアは自己満足だと最初は思っていたが、ここでお金の援助だけではないと知ることができた。事業訓練や保健教育は印象的だった。交流を通して、子どもを取り巻く環境が人生を変えているのだと知った。テレビや本の中の出来事が、自分にもできることを考えるきっかけになった。「友達ならその国に爆弾は落とさないだろう」という言葉が印象的だった。とても有意義なものだった。
①みんなに学んだことを伝える②NPO,NGOの活動に参加する③世界の変化を見逃さない
Koki. 日本の中にいるだけでは決してわからないことを学ぶことができた。来てみてよかった。英語は話せなくてもコミュニケーションや伝える気持ちが大事だと分かった。今回のことはフィリピンだけではないと思うので、他国にも目を向けてみたいと思う。世界の問題を解決できる仕事に就きたい。
①家族に話す②ボランティアに行く③常に子どもたちのことを考える
Kazuya. パヤタス高校やICSBのホームステイが楽しかった。ICSBのレッチョンは自分たちのためにもてなしてくれた気持ちが嬉しかった。パヤタスのゴミ山は想像以上の大きさで、印象的だった。研修を通じて、親の大切さや自分の将来、ボランティアについて考えることができた。何かをしてあげるのではなく、共にしていくという考え方を知った。
①勉強を頑張る。特に英語。②考えて物を買ったり使ったりしたい③一生懸命やる
Taku. 学校訪問では設備や生徒の違いを知ることができて楽しかった。10,11日目のブラカンが一番楽しかった。自分が思っていたボランティアの偉大さみたいなものを、この研修でさらに知ることができた。フィリピンの人々の魅力を感じることができ、多くであった人々はみんな親切で明るかった。
①節電する②フィリピンの出来事を家で思い出す③フィリピンのことを家族や友達に話す
Issei. フィリピンの現状を知ることができた。徐々に何とかしてあげたいと思うようになり、小さいことから何ができるかを考えるようになった。フィリピンの人々は親しみやすかった。一番の印象はゴミ山だった。そこで家庭訪問した時の話は衝撃的だった。楽しい2週間だった。ICSBのバスケは観客も多く、スターになれた気分だった。
①家族友達に伝える②節電③募金
Keishi. 路上や様々な学校の子どもと交流したことが楽しかった。ホームステイは初めてだったので不安だったが、楽しかった。ゴミ山がないと仕事がないという話や、パヤタスでは週2日しか医者が来ないという現状は衝撃的だった。日本とフィリピンで生まれた場所が異なることで、人生が変わるということを知った。
①節電②募金③ボランティア
Daiki. 日本では一生経験できないことをした。カビテでのプールやいろいろ話をしたことが思い出される。日本よりも私立と公立の差がとても激しかった。パヤタスの小さい家と、SMの広さから貧富の差を実感した。ゴミ山は、必要悪だというのが印象的だった。
①募金②学んだことを周りに伝える③節水
Yoshito. 研修前は汚いという国のイメージだったが、学校訪問やカビテでの交流を通して、人の温かさを感じた。とても良い国だと思った。ゴミ山を通して、フィリピンの問題を知ったと思う。貧富の差が激しいので、富裕層から高い税金をとって貧困層を援助すれば良いのではないかと思った。パヤタスで「人はみんな同じだよ。」と言ってくれたことが印象的だった。
①英語の勉強をする②普段の生活で研修から学んだことを活かす③できることは一生懸命
Kaito. 子どもとの交流が出来たことがとても楽しかった。印象に残ったのはパヤタスのゴミ山とマカティなどの都市部とのの差だった。国と国で子どもたちが違うということを学んだ。ボランティアに興味はなくスタートした研修だったが、肌で感じて自分の中で変わったと感じた。
①募金②ゴミをゴミ箱へ入れる③家族に研修のことを話す
Tomohiro. 車からの景色で格差を感じた。路上の生活は今までのものとは全く違っていた。人々のことを汚いとは思わなかったけど、地面はゴミが散らかっていて汚かったことを覚えている。いろいろな世界を見たと思う。金持ちと貧乏だけではなく、貧乏の中の格差も幅広かった。疲れた2週間は、経験の2週間だった。疲れは治るけれど経験は残ると思います。偏見をなくして幸福な世界にするのは良いことだと思う。
①研修を覚えておいて他に伝える②考えたことを伝える③目標に向けて頑張る

<ICANスタッフToshikoさんのお話>
みなさんと2週間過ごせて楽しかったです。スケジュールが大変だった中で、何とか毎日出たいと努力し続けてくれたことが嬉しいです。シェアリングで出し切れない思いがあると思うので、その気持ちを忘れないでください。私がこの世界に入ったのも、世の中に疑問や憤りを持ったから、大学院に行って勉強をしました。皆さんには行動する機会が多くあります。それはフィリピンの子どもにはなかなかないものです。学校に行けていることやご飯を食べられることは当たり前ではないということがわかったと思うので、行動をしたいと思ってくれた人は、名古屋でも一緒に活動をしてほしいと思います。日本に帰っても変わらずに、橋の下やパヤタスの人々のことを忘れない努力をしてほしいと思います。





1 件のコメント:

  1. みなさん本当にたくましい表情に変わっていますね。
    帰国後の決意表明の中で、「研修で学んだ事を周りに伝える」とコメントしている生徒さんが多いですね、たくさんの思い出ができたと思います。実際に行って、経験して、見た者にしか伝えられない事が沢山あると思います、たくさんの人に伝えて欲しいと思います。二週間お疲れ様でした!

    内藤先生、ICANスタッフの皆さん、大変お世話になりました。
    数多くの素晴らしい経験をさせていただけた事に感謝いたします。ありがとうございました!空港でお待ちしています。

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