2012年7月3日火曜日

7月3日(先発3日目)

今日はLa Salle Green Hills High Schoolを訪問しました。ここはフィリピン国内でもっとも設備が整っている私立高校です。

高校では歓迎会と、グループに分かれて授業体験をしました。男子校なので、本来女子が入ることがない授業です。教室には40名ほどの生徒がいます。
 午後は調理実習の時間です。私立高校だけあり、設備はすばらしいですね。最初にフィリピンの先生がアドボという肉の煮込みを作ってくれました。

 次に、こちらから日本の料理を振る舞います。今回は巻き寿司といなり寿司です。
ギャラリーがとても多く、しかもなぜか学内のビデオカメラまで回っているという緊張の中で調理をしました。
 途中からはラサール高校の生徒にも体験をしてもらいました。

完成した料理の人気は抜群。見た目が鮮やかな巻き寿司の方が人気がありました。ちなみに食材は日本からほとんどを買いそろえていきましたが、最近は初日に行ったマカティという商業地区のスーパーでも買うことができます。価格は日本の1.5倍ほどしますが。






生徒会との交流です。最初はグループに分かれて、ジェスチャーゲームです。与えられたテーマを的確に表したグループにポイントが入ります。「強い風の中を進むヨット」や「まさに飛び立とうとしている飛行機」など、かなり難易度の高いものばかりでした。
次に話し合ったのは、自分たちのことについてです。「今日感謝することは何か」「日本やフィリピンについて、誇りに思うこと」など、互いのことを理解し、深める今回の主題に近いものです。全員積極的に自分の意見を述べていました。最後の3枚は、グループごとに自己表現。「愛」「侍魂」「絆」を表しました。
最後は記念撮影。本来はスポーツ交流もありましたが、あいにく今日の天気が悪く、買い物散策となりました。ラサールの生徒数名がアテンドしてくれて、モールを巡って帰りました。

<今日の感想>
Taishi. パヤタスよりも設備が良い。エアコンや液晶画面など。ただ貧富の差を考えてしまう。
Yuki. パヤタスよりも生徒や先生が落ち着いていたと思う。日本語を話せる人も数名おり、嬉しかった。
Keisuke. 生徒が話す英語は聞き取りやすかった。日本のことについてもよく知っており、話が弾んで嬉しかった。
Sakutaro. タブレットなど、先進機器を持っている。帰りがけに路上で物乞いをしている子どもを見かけ、貧富の差が大きいと感じた。
Kanako. 男子生徒がとても紳士的で優しかった。教室にはエアコン2台、扇風機5台があり、パヤタスは扇風機しかなかったので、設備面の差を感じた。ブランド物を持っている生徒もいた。
Saki. タブレットなど、設備が整っている。生徒会との交流で、「何に感謝をするか」「自分の誇りとは」など、考えさせられた。答えられるようになりたい。
Misaki. パヤタスと比べて身長が高い人が多かった。パヤタスとは同年代に見えないので、栄養面などの差があるのかと思った。ただ、フレンドリーという点では、どちらも同じだった。
Rikako. 英語の発音が上手で、授業にも積極的だった。自分がどう学習していくかを考えさせられた。自分の意志をうまく伝えることができなかったので、学習して、成長したらその姿を見せにまた来たいと思う。
Stacy. エレベータなどの設備が充実しており、生徒も落ち着いて授業に臨んでいる気がした。パヤタスとの差を感じた。
Julia. パヤタスとは違う雰囲気を持っていた。穏やかな空気が流れていたように感じる。グループワークのときに、まるで家族のように接してくれた。

<ICANスタッフYukiさんのお話>
昨日のパヤタスとの違いを感じ取った日になったと思います。その違いの「要因」がどこから来るのかを考えてほしいし、同時に、自分の立ち位置が世界でどのような所にあるのかに目を向けてほしいと思います。


2 件のコメント:

  1. お寿司上手にできましたね!
    うちでは一度も作ったことないのに・・・。
    現地の生徒さんに喜んでもらえてよかったですね!
    日本は今日はとっても暑かったですよ(^_^;)
    たくさんの写真とコメント、生徒さん一人一人の考え方が
    UPしてあって、現地の状況がよくわかります。
    いつも家族で楽しみにしています(*^。^*)
    ありがとうございます

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  2. ラサール高校は名古屋国際のようですね。
    昨日今日と2校の訪問で、フィリピンの現状を垣間見ました。
    この2週間の研修での成長を期待してます!

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