今日はカビテ最終日です。
最初は、互いの地域に感謝をこめてポスターを作ります。この2泊3日でできた友好関係を象徴するものです。
真剣に作成しています。ちなみに「salamat po」は「ありがとう」という意味です。
路上、パヤタス、日本から、それぞれこの研修の感想と、相手へのメッセージを発表しました。
次は、バディとしてよく一緒に活動した相手への個人の手紙です。英語がわからない相手には、ICANスタッフに手伝ってもらってフィリピノ語で書いている生徒もいました。
手紙を交換します。書かれている内容をみんなしっかりと読んでいますね。
昨日に続き、『Kaibigan』を歌いました。最後のアクティビティです。
このカビテ宿泊研修を修了した証として、修了証をいただきました。この出会いが、生徒一人ひとりの将来や考え方にプラスの影響を与えると良いと思います。
この後、昼食を食べてお別れしました。路上の子たちはもとの路上へ、パヤタスの子たちはパヤタスへ、私たちはUPホテルへ。私たちの研修はまだまだ続きますが、彼らの日常生活も同じように続いていきます。
感想発表のときに、フィリピンの男の子が、「日本とフィリピンの人は、もっと違うと思っていたけど、案外似ていたなぁ。」というコメントを言っていました。
<今日の感想>
Kazuya. 2日目に自分の夢についてパートナーと話をしたとき、相手の方がずっと明確な考え方を持っていて驚いた。言葉が通じなくても、バスケなどを通じて楽しむことができたのは良かった。最終日に、相手へのメッセージを書くとき、自分は長く書けなかったので、今度はもっと長く書いてあげたいと思う。
Yoshito. アメリカ人墓地で、Medal of Honor(名誉の戦士を遂げて死後に授与された階級)を見たが、死んでしまってからでは意味がないのではと思った。カビテで自分のことを周りに伝えるときに、フィリピンの子たちの人生は壮絶だった。食事で自分のために魚を用意してくれていて嬉しかった。感謝したい。
Manami. 出会ったフィリピンの女の子が、「ものをちょうだい」と言ってきて、冗談なのか本気なのか戸惑った。話し合いの中で、悲しいことは人それぞれだが、嬉しいことは、例えば家族や友達など、みんな似ていたと思う。子どもの権利は、フィリピンの子たちにとっては当たり前ではないのだと実感した。
Tomohiro. カビテで食べたご飯は、フィリピンの子たちにとっては当たり前のものではないのだと思って食べていた。「かわいそう」「やってあげなくちゃ」という気持ちは、時に人を見下すことになってしまうのではと思った。
Tamawo. 家庭内暴力など、みんな悲しいことを持っていたが、同じく、それぞれがなりたい職業や夢も持っていた。普段何気なく生活していることでも、子どもの権利として大切なことがあった。フィリピンの子が楽しんでいる様子が見れて、この機会を持ててよかったと思った。
Kaito. カビテに着いたときに、パヤタスや路上の子が歓迎のゲームをしてくれて嬉しかった。悲しいことや楽しいことを話し合ったときには、ジープニーから落ちてしまったりと、フィリピンの子どもたちは深い悲しみを持っていた。プールでは、フィリピンの子たちはあまり泳げないが、とても楽しんでいた。
Issei. 2泊を一緒に過ごせるか心配だったけど、明るい子たちで楽しかった。言葉は通じないことが多々あったけど、ジェスチャーで何とか通じることができた。パートナーの子も英語が話せなかったけど、多分分かり合えた気がする。
Daiki. フィリピンの子たちの生い立ちは壮絶で、親が亡くなってしまったり、自分で働いていたり、親が刑務所に入っていたりと様々だった。言葉は通じないことがあったけれど、ボールを投げ合ったり、一緒に泳いだりして楽しむことができた。
Keishi. 理想の世界を考えたとき、自分には何ができるのかと考えながら取り組んだ。最後に手紙を渡したとき、また会おうねと伝えたが、多分伝わっていたと思う。相手からの手紙をもう一回読み返したいと思う。
Taku. カビテまでの道で見た水上の家は、とても貧しい感じがした。雨も強く、以前に路上で訪問した橋の下を思い浮かべた。交流の中では、フィリピンの子たちの家族のことや、何より家族愛がとても強いということを学ぶことができた。
Koki. 食事を残している子が何人もおり、不思議な感じがした。寝る前に話しかけてきてくれて、言葉は分からなくてもジェスチャーでコミュニケーションしたり、日本語を教えたりして楽しかった。今、さっきの子たちがパヤタスや路上に戻っていると思うと悲しい。最後にもらった手紙に日本語を書いていてくれて嬉しかった。
<ICANスタッフMaikoさんのお話>
パートナーの名前を覚えていてくれて嬉しく思います。きっと以前は、「パヤタスの子」「路上の子」といった地域でとらえていたことも、今では個人の名前が出てくると思います。友達とは、相手のことを心配したり、相手の立場になって考えることです。観光やカビテで平和について考えましたが、友達がいる国や地域に爆弾を落としたりはしないと思います。戦争や平和を大きくとらえると遠いことのように思えてしまいますが、ごく身近な、友達になるということが平和に繋がっていると考えてみましょう。
この気持ちをいつまでも心に残してほしいと思います。
返信削除貴重な体験ができた事に感謝します。
残りの時間体に気を付け楽しんでください。
あと、1週間楽しんでください
返信削除近藤
みなさんブルーのシャツが似合っていますね♪
返信削除宿泊研修お疲れ様でした!