2012年7月21日土曜日

7月20日(後発6日目)

今日は「観光と出会いの日」です。昨日までで研修の序盤を終えました。観光はのんびりしながら、でもフィリピンと日本の歴史上の関わりを学んでいきましょう。
 最初に訪れたのはフォートサンチアゴというところです。フォートとは「要塞」という意味です。

 英雄ホセ・リサールです。彼は処刑前にここに幽閉され、このフォートから現在は公園となっている処刑場まで歩いていきました。
 リサールの足跡をたどっています。歩幅が小さいのは、足かせをつけられていたからだと言われています。

 執筆時に用いていたランプです。

 ここには、処刑前に残した詩があり、その日本語訳が載っています。原文はスペイン語で書かれています。

 ここは日本が占領をしていた際に、フィリピン人を穴にとじこめて、水攻めにして多くの人々を処刑した穴です。

 顔をはめるパネルが何種類も置いてありました。
 次はマニラ大聖堂です。現在は内部改修中のため中へ入ることはできませんでした。


 世界遺産の前で記念撮影です。

 アメリカ人墓地を訪れました。ここはフィリピンで戦死したアメリカ兵の遺体が多数眠っている場所です。十字架の数は約1,7000人。一つひとつの墓碑の下には実際に遺体が眠っています。ちなみに、写真の星の形はユダヤ教徒だったことを表しています。

 ここの柱にも人の名前が多く刻まれていますが、これは戦死したのは確実だが、まだ遺体が確認できていない人々のものです。約3,6000人の名前が刻まれています。


 ここは第二次大戦の様子がタイル画で説明されている場所です。



 夕方からは、南方にあるカビテという地域で宿泊研修がスタートです。わたしたちの他に、パヤタスの地域や路上の子どもたちが一緒に参加します。ゲームなどをしてアイスブレークを行いました。
 ご飯も一緒に食べます。




 自分たちの生活している地域を紙に描き、地域ごとに発表です。「日本にもマクドナルドがあるのか!?」「ジープが走ってないなんて」といった意見が出ました。いろいろな差を知ることで、相手のことを理解し、結果的に地域の差が薄れていくところがこの宿泊研修の魅力の一つですね。

最後に宿題が出されました。「10年後の自分の姿」を描いてくるというものです。
ちなみに、寝る場所は男子・女子それぞれ一部屋ずつ、どの地域の子もみんな一緒の部屋です。各部屋では日本語を教えたり、趣味の話をしたりと盛り上がっていました。
明日の発表や話し合いでどのような価値観が生まれてくるのか楽しみですね。

2 件のコメント:

  1. どの地域の子もみんな一緒の部屋ですか!!
    楽しそうですね♪

    内藤先生遅い時間まで、お疲れ様です、ブログ毎日楽しみにしています、たまには先生も一緒に写っている写真をUPしてくださいね。

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  2. 半分の日程が過ぎようとしていますが、皆の表情が少し疲れ気味に見えます。

    後半も体調に気をつけ頑張って下さい。

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