今日で研修が半分過ぎました。引き続きカビテでの宿泊研修2日目です。昨晩出された「10年後の自分」の宿題をきちんとやってきたでしょうか。
昨日の宿題をペアになって相手に伝えています。英語で話をしたり、通じない場合はジェスチャーでコミュニケーションをしています。10年後の自分を説明することで、自分の将来の夢などを伝えることができますね。
腹ぺこあおむしゲームです。
次は、屋外の小屋(バハイ・クボ)で、自分の家族や、自分の楽しかったこと、辛かったことをグループで話し合います。カビテ研修の中でも重要なアクティビティになります。
話を深めていく中で、自分たちと相手の様々な相違点が見えてきます。家族構成、生い立ち、生活環境などを改めて実感します。ただ自分の抱えている感情を一生懸命に話すと、このアクティビティが終わる頃にはみんな仲良くなっています。
昼食休憩です。
バハイ・クボで発表をしたグループごとに、1枚のポスターを作成し、チーム名とそのチームのかけ声を決めました。
子どもの権利について、子どもが健やかに育っていくために持っているべき権利をみんなで出し合いました。多くの意見が出ましたが、大きく、Food(食べ物)、Clothes(衣服)、Shelter/House(家)、Education(教育)、Care/Family(家族)に分けることができます。普段の日本の生活では意識しませんが、私たちはおそらくこのほとんどの権利を持って生きてきたと思います。しかし、この研修の一週間で学んだ、「当たり前ではない」という事実から、このようなアイデアが出てきたのだと思います。
その後、これらの子どもの権利などが守られる「理想の世界」について、グループごとに絵を描いて発表しました。美しい地球が描かれていたり、手をつないでいる人々がいたりと私たちが目指すべき社会を表現することができたと思います。
ソリダリティナイトです。これは2日間の研修で得た友達や、考え方の結束をさらに深め、先ほど導きだした理想の世界に向けて自分でできる取り組みを約束するものです。ロウソクに火を灯しながら、一人ひとりが約束をし、最後に全員で吹き消します。
今日の締めくくりに、みんなで歌をうたいました。この歌の歌詞のように、将来にわたり、今回の経験で得た出会いや価値観が互いを助け合っていけると良いと思います。
Kaibigan kita, kaibigan tuwina.
(君は僕の友達、いつも友達、)
Sino pa ang tutulong sayo kundi ang katulad ko, kaibigan mo ako.
(僕でなければだれが君を助けてあげられるだろう。僕は君の友達)
『Kaibigan(友達)』
この後、希望者でプールに入りました。辺りが暗くなっていたこともありますが、みんな誰か見分けがつかないほどに、日本の子どもたちもフィリピンの子どもたちも一緒になって楽しんでいました。
明日はカビテ最終日です。良い形でKaibigan(友達)とお別れできるように、最後の夜を楽しんでほしいと思います。
みんな仲良くなっていく様子がよく分かります。
返信削除Kaibigan、素敵な歌詞ですね。