2012年7月2日月曜日

7月2日(先発2日目)

研修2日目はパヤタスにあるJustice Cecilia Munoz Palma High Schoolを訪問しました。
ここは生徒数7000人の大きな公立高校です。入り口では手作りのボードで歓迎してくれました。校長先生と記念撮影。







生徒との歓迎会では、ダンスや歌を披露してくれました。その後はグループに分かれて、互いに質問などを出し合いました。言葉は一部通じないところもありますが、ゲームやジェスチャーでコミュニケーションは十分とれました。

 学校からふと外を眺めると、トタン屋根の家や、ゴミ収集のトラックが見えます。「パヤタス」という地名ですから、ゴミ処分場も近くにあります。学校の側にはダムもあります。ケソン市の水は、ここからの水。飲み水とゴミ処分場の距離を考えれば、この都市の問題が見えてきますね。
 授業体験です。英語やフィリピノ語がいり混ざるので、しっかりとメモを。


昼食も生徒と一緒に食べました。7000人の学校なので、本来は朝〜午前中、午後〜夕方と生徒は二手に分かれて登下校してきます。


 昼食後は文化交流会です。日本からは浴衣を持ってきた生徒がいるので、フィリピンの衣装と一緒に記念撮影。こちらからは、『カエルの唄(輪唱)』と『We are the world』を歌いました。
全体で記念撮影です。まだ2日目なので、最初は自分の意志を表に出すのがためらわれますが、良い意味で、フィリピンの学生はそれを打ち破ってくれます。普段見せない積極性が見れたのでとても価値のある一日になりました。そのぶん、帰りのバスでは疲れ気味でしたが。

<今日の感想>
Taishi. 隣に大きな道路、雑音がひどく、学習環境が悪い。英語のできるできないに差があったように思う。
Yuki. 7000人と非常に多いが、みんなフレンドリーだった。何をやっても喜んでくれたので嬉しかった。
Keisuke. 歌を披露した時の喜び方が大きく、びっくりした。相手が優しいので、自分も優しくしなくてはと思う。
Sakutaro. カメラや携帯電話を持っている生徒がいて驚いた。その一方で、周りの家屋はボロボロだったりと、ギャップを感じた。
Misaki. 楽しく親切で明るい人ばかりだった。コップを頭にのせて踊るダンスが印象的だった。
Kanako. みんなが話しかけてくれる。一緒にゲームをした時など、喜び方は私たちと一緒で、何も変わらないんだなと思った。
Saki. フレンドリーで、自分が英語を聞き取れなくても「大丈夫」と言ってくれ、コミュニケーションがとれた。彼らの笑顔は私たちを幸せにしてくれたと思う。
Julia. いろいろな人と話せてよかった。自分が少し積極的になると、必ず周りがそれに乗ってきてくれる。日本とは違う自由さを感じた。
Rikako. 明るく元気で積極的で、こちらが恥ずかしいと思ってしまうこともあった。授業体験のときに、風向きによってはゴミの臭いがした。
Stacy. 授業は英語よりも、思っていたよりフィリピノ語で多く行われていた。バスの移動中に、景色が急に変わった。道路で物を扱う人や野良犬が多くなっていった。

<ICANスタッフYukiさんのお話>
周りの景色や臭いの変化など、細かなところまで気づけていると思います。いろいろなことをこれから見て感じていくと、ただ見たことだけでなく、物事の裏側やそこにある問題点に気づけるようになっていきます。明るい子どもたちの裏にある家庭・生活環境など、見えないところを見て、深いところまで理解できるようになってほしいと思います。


2 件のコメント:

  1. 楽しそうな子どもたちの表情に、こちらまで笑顔になります!
    人生初の甚平、似合ってるよ~(^_^;)/

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  2. 現地の高校生との写真を見て、とても楽しそうな様子が伝わってきます。
    いろんな物を見て、聞いて、嗅いで、触って、五感を使って感じて欲しいです。
    みんな~思いっきり異文化体験して来てね!

    内藤先生;ブログにたくさんの写真や詳しいコメントいつもありがとうございます!
         毎日楽しみにしていまーす。よろしくお願いします^^
                                   辻京子

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